AV業界モザイク戦争
わたしはよく分かりませんが、、とにかく何かが変わるようです。。
アダルトビデオ(AV)業界が大きく揺れている。日本ビデオ倫理協会(ビデ倫)が昨年導入した“新基準”モザイクのビデオやDVDについて、警視庁がAVメーカーに加え、ビデ倫までわいせつ図画頒布ほう助の疑いで強制捜査に乗り出したのだ。AVメーカーは「違法性は無いと固く信じております」と反論し、ビデ倫も声明で「(摘発は)まことに遺憾」と争う姿勢を見せている。夕刊フジでは摘発された作品を入手し、新基準を徹底検証してみた。
ビデ倫は1972年、ビデオ各社が映倫管理委員会の審査基準を準用し、自主審査を行う機関として誕生した。レンタルビデオ業界がビデ倫審査作品以外は扱わない傾向が強まったことから、ビデオ界の“基準”として定着していった。
AV業界はここ数年、ビデ倫に加盟しないAVメーカー(インディーズ系など)が、ビデ倫の認可作品よりも処理の少ない作品を流通させて人気となっている。ビデ倫も対抗する形で昨夏に審査基準を緩和し、新基準の作品が市場に登場した。
新基準の特徴はモザイクのかかる範囲が狭くなり、ヘアはほぼ丸見えになったほか、作品によってはアナルからもモザイクが消えた。モザイクもキメが細かい。わいせつ図画頒布の疑いで今回摘発されたのは、業界大手の「h.m.p」の2作品と「アットワンコミュニケーション」1作品の計3作品。
h.m.pは摘発後、自社HPでビデ倫の理事でもある五郎川弘之社長が、≪作品は全て日本ビデオ倫理協会の審査を受けておりますので違法性は無いと固く信じております≫と“無罪声明”を出している。ビデ倫もHP上で、「遺憾」といった同様の趣旨の声明を出した。
夕刊フジは問題となったh.m.p2作品のほか、ビデ倫所属で摘発されていないメーカーの新基準作品、インディーズで「消しが薄い」(ビデオ販売店員)と評判の作品などを見比べてみた。
その結果、同じ新基準でも摘発されていないメーカーの作品は、h.m.p作品よりモザイクのキメが荒かった。
摘発対象から外れたh.m.pの作品とインディーズ作品を比べると、モザイクの薄さはほぼ同程度。男女とも性器の輪郭まで見分けられた。一部女優を除いて、両者ともアナルもモザイクが解除されていた。
問題の2作品は、アナルこそモザイクがかかっていたが、そのキメの細かさは一段上で、性器の輪郭や凹凸などがより鮮明で、「ほとんど見えているに近い」との声が多かった。
警視庁は、刑法の専門家らと協議を重ね違法性があると判断したといわれるが、決め手はモザイクの細かさのようだ。
同じビデ倫の審査でも差が出ているが、AV評論家の大坪ケムタ氏は「昨年9、10月は基準が変わったばかりで審査も安定せず、この2つのメーカーの作品はインディーズより薄いと評判になった。今は、全体的に落ち着きビデ倫作品もその他も、ほぼ変わらない状況になった」と解説する。
半面、競争が激化するなか、審査員の高齢化やビデオ作品の生産過剰で、審査の公正が揺らいできているとの声があるのも事実だ。
大坪氏は摘発について、「過熱していた薄消し競争に歯止めをかけるのが狙いだろう」と指摘する。だが、AV業界関係者は「歌舞伎町などの繁華街では裏DVDが堂々と売られ、ネットでもモロ見え動画が簡単に手に入る時代に規制の意味があるのか。規制があるから暴力団の資金源にもなる」と本音をポロリ。
今後、法廷バトルに発展でもすれば、AV業界関係者やファン注目の裁判となりそうだ。
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